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トレーリングストップ(自動修正付き逆指値)

「トレーリングストップ(自動修正付き逆指値)」は、ネット信用取引口座で利用できる自動売買の種類の一つです。

高値安値に合わせて、リアルタイムで逆指値を自動修正する売買です。
「安値+○○円といった値幅を指定し、指定条件以上になったら成行で買い」「高値-○○円といった値幅を指定し、指定条件以下になったら成行で売り」とする方式です。

  • 発注時点での高値、安値からプラスまたはマイナスの値幅を指定しますが、その後の価格変動による高値安値に合わせて逆指値が修正されます。
  • 指定できる注文の有効期限は、「当日」または「繰越注文」です。

留意点

  • トレーリングストップの基準となる値段は、発注時間によって異なります。
    発注時間基準値段
    前営業日引け後~03:00 前営業日の高値(安値)
    06:00~寄付 原則前営業日終値*1
    取引時間中 その時点の高値(安値)
  • 繰越注文時、条件に合致しない場合、有効期限内注文は継続されます。条件に合致し金融商品取引所に執行された注文が当日不出来となった場合、翌営業日以降再度設定した条件に合致するまでの間は金融商品取引所に注文は執行されず、有効期限内はトレーリングストップが継続されます。
  • 買付注文発注と同時に買付可能額から、ストップ高で計算された概算受渡金額が減算されます。繰越注文時、有効期限内は営業日ごとに買付可能額の再計算が行われます。従って買付可能額が不足した場合は、当該注文は取消されます。
  • 終値が無い場合やコーポレートアクション発生時は、最終気配、権利落修正理論価格等を採用するため前営業日終値とは異なる場合があります。注文入力画面でご確認ください。

例1

現値841円、安値840.8円。下落基調でまだ下がりそうだが、下げ切った後は、反発すると思うので「安値+10円」のトレーリングストップで買いたい(逆指値850.8円)。
その後株価は815円まで下がり逆指値は825円となり、825円までリバウンドしたところで成行の買いが発注されます。

例2

営業日07:30に「安値+20円」のトレーリングストップで買付注文を発注。前営業日の安値が基準となるため、前営業日安値800円の場合、逆指値は820円となります。

寄付が前営業日安値よりも低い場合は逆指値は切り下がり、高い場合は820円のまま変わらずとなります。
例えば、寄付が795円となった場合、逆指値は815円に切り下がり、その後、815円まで反発したところで成行の買いが発注されます。
ただし寄付が逆指値の820円以上となった場合には即条件に合致するため、即座に成行の買いが発注されます。

  • 繰越注文時も同様の取扱いとなります。