ネット信用取引
決済方法
返済期日(建て日から起算して6ヵ月目の応答日の前営業日)までに、反対売買による差金決済または現物決済(現引き・現渡し)のいずれかの方法で返済する必要があります。
応答日がないときはその月の末日とし、応答日が取引所の休業日にあたるときは順次繰上げます。
反対売買による決済方法
売り返済・買い返済をすることによって、その差金で決済する方法です。
- 返済約定後、直ちに建玉金額および必要保証金額は減額されます。また維持率および各種可能額もその時点で更新されます。
現物による決済方法
買い建ての場合には現引き(品受)
- 現金を支払って決済し、現物株式を取得します。(支払金額=買い建て価格+委託手数料+消費税+諸経費)
- 現引きの場合は建玉日が取得日となります。(建玉単価をもとに諸経費を含めて取得価格を計算、現引きで取得した株式を売却した場合はこの取得価額に基づいて損益を計算します。)
売り建ての場合には現渡し(品渡)
- 建玉と同じ銘柄の現物株式を差し入れて、売付代金を受取ります。(受取金額=売り建て価格-委託手数料-消費税-諸経費)
- 現渡しの場合は、売り建ての建玉単価と現渡しした株式の取得価額に基づき損益を計算します。
ご注意
- 営業日06:00~15:45までに行った現引き・現渡しは取消しできません。
- 売り建て株式等を現渡し(品渡し)した場合は、株式等の現物の譲渡となりますので課税関係が生じます。また買い建て株式等を現引き(品受け)した場合は、株式等の現物の取得となりますので課税関係は生じません。
- 現引き・現渡し約定後、建玉金額は受渡日に減額され、必要保証金も受渡日に減額されます。その結果、維持率および各種可能額は受渡日に更新されます。
現引き・現渡しを行った場合には、受渡日まで維持率が回復しないため株価変動等により維持率が低下した場合、保証金への入金等が必要となる可能性がありますのでご注意ください。